健康格差
によって マイケル・マーモット
3.6 5つ星のうち(8人の読者)
健康格差 epubダウンロード - 内容紹介 健康は所得だけではなく教育や環境などの社会的要因(SDH)で決まる。そのエビデンスと処方箋を第一人者がユーモアたっぷりに紹介。 著者について ロンドン大学ユニバーシティカレッジ教授・元世界医師会会長 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) マーモット,マイケル 1945年イングランド生まれ、オーストラリアで教育を受ける。現在、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(ロンドン大学)疫学・公衆衛生学教授。2015年から2016年にかけて世界医師会長。世界保健機関「健康の社会的決定要因委員会」(2005~2008年)の委員長を務め、『社会的決定要因と健康格差に関する欧州報告』(2014年)をまとめた。2000年に女王からナイト(Knight)の称号を授与 栗林/寛幸 1971年生まれ。ケンブリッジ大学大学院修士課程修了。翻訳家、一橋大学経済研究所研究員 野田/浩夫 1952年生まれ。1976年、山口大学医学部卒業。医師。専攻は総合内科、消化器内科。2005年より医療生活協同組合健文会理事長(山口県)、2012年より全日本民主医療機関連合会副会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
健康格差の詳細
本のタイトル : 健康格差
作者 : マイケル・マーモット
ISBN-10 : 4535558809
発売日 : 2017/8/25
カテゴリ : 本
ファイル名 : 健康格差.pdf
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以下は 健康格差 の最も正直なレビューです。 この本を読んだり購入したりする場合は、これを検討してください。
本書は、人々の健康・不健康は当人の自己責任というよりも社会環境の影響(特に社会的不平等)を非常に強く受けているものであり、そのため貧困層などの健康が大きく損なわれており、そうしたところへの適切な政策が健康格差縮減に寄与する、ということを主張し、その方策を具体的に見せてくれる本である。著者はWHOの「健康の社会的決定要因委員会」委員長を務めた人でもあり(ちなみに特別委員にアマルティア・セン)、こうした問題の第一人者でもある。本書は、「自己決定」「自己責任」として流されることの多い領域に対しても、社会的影響は色濃く反映されていることを指摘している。例えば、アルコール消費量はその値段と顕著に相関しているというのは分かりやすい話である。(ただしアルコール消費量そのものは富裕層・高学歴層に多い一方で、アルコールによる負の影響は貧困層・低学歴層に出やすいという)家庭や職場で決定権を与えられていない場合には、心臓病やうつ病などになりやすいという話もあるという(ただしこれは様々な要因の交絡が考えられるので難しそうでもある)。堅そうな本だが、意外とデータなどの分析の話は多くなく、個別事例やエピソードの紹介が多め(そうはいっても筆致は堅い)だという印象である。あと、健康の話ではなく、社会的不平等や政治・経済の問題の話も多く、この辺りも重要ではあるがやや話が散漫になってしまったきらいもある。ざっくりした話で十分な人には、一般向けに福祉・公衆衛生政策の重要性を書いた経済政策で人は死ぬか?: 公衆衛生学から見た不況対策の方が、エピソードベースで読みやすい気はする(本書後半と内容は割と近い)。
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